お知らせ

熱中症対策〜実践編〜 「自分で自分の体を守る」第一歩!|ぎゅっと、わっと。~心と体のセルフケアにまつわる話~vol_03

こんにちは!フレーベル西が丘みらい園(以下、みらい園)です。 心と体のセルフケアにまつわる連載「ぎゅっと、わっと。」の第3回をお届けします。


ぎゅっと、わっと。~心と体のセルフケアにまつわる話とは?

日々お子さんと向き合う保護者の皆様へ、みらい園の看護師(園内では「ナース」と呼んでいます)が、生きる力の一つであるセルフコンパッションを育むヒントをお届けいたします。


「自分を大切にする」話をテーマに、専門知識だけでなく、園での取り組み事例をお伝えしていきます。


「そういう伝え方もあるのか!」といった気づきを得ていただいたり、親子で心も体も「自分を大切にできる(セルフコンパッション)」につながったり、そんなきっかけ作りになれば幸いです。


さて、いよいよ夏本番。5月にもお伝えした熱中症対策ですが、今回は「実践編」です!

子どもたちも「帽子とお茶!」はすっかり定着しました。

みらい園では、今年の夏、もう一歩進んで、「今の暑さはどれくらいかな?」「暑さを避けるにはどうしたらいいかな?」と、子どもが自分で考えて行動できるセルフケアを目指しています。


園での取り組み:熱中症計が鳴ったら「水分補給へ急げ~!」


みらい園の玄関には今、熱中症指数(WBGT)を顔のイラストと数字で表したホワイトボードを設置しています。

保護者の皆様も送迎時にぜひお子さんと「今日はオレンジ色(厳重警戒)だね」などと会話してみてください。


また、お散歩や外遊びの際にも大人が事前に判断するだけでなく、到着した場所の日陰で子どもと同じ高さで熱中症計を計測します。

ピピピッ!(熱中症計が警戒音を鳴らす)

「あ!鳴った!みんな、お水飲むよ~!!」

「戻れ~!きゃ~~!!」

「熱中症おばけが来るよ!」の合言葉とともに、子どもたち同士で知らせ合い、自発的に行動できるようになりました。

「暑いから、外で遊べる時間は短い」ということをよく理解している子どもたちは、ナースや先生の「お部屋に戻ろうか」という声も、よく聞いてくれる頼もしい姿が見られます。


お家で実践できる!子どもの「考え」に寄り添う暑さ対策


お家での暑さ対策も、少しの工夫で子どもたちのセルフコンパッション(自分の体を大切にする力)を育む機会になります。

1. 服装のこだわりと工夫

本当は半袖を着てほしいけれど、「長袖がいい!」「半袖だと虫に刺されちゃうから…」など、お子さんなりの理由やこだわりがあることもありますよね。

そんな時は、「通気性の良い素材」や「冷感素材」を選んであげたり、「前のチャックを開けて風を通してみようか」と提案してみるのはいかがでしょうか。

パタパタしてみると「わぁ、涼しい!」と感じる経験自体が、心地よさを選ぶ練習になります。


2. 水分+塩分補給の正しい知識

汗は「水分99.3%+塩分0.63%」でできています。汗をかいた後に水だけを飲むと、体の中の塩分濃度が下がり、逆に余分な水分を排出して脱水を進行させてしまうことがあります。

  • 普段の飲み物: カフェインレスな麦茶がベスト!

  • サポートアイテム: 補助的なイオン飲料や経口補水液(薄めず少量ずつ)、塩分タブレット(3〜4歳頃から1日1〜2粒)も活用しましょう。

    ※コーヒーや緑茶などカフェインを含むものは利尿作用があるため注意が必要です!


3. 「朝ごはん」は最強の熱中症予防

エネルギーが枯渇した状態で暑い外に出るのはとても危険です。

時間がなくても、ゼリー1つ、お味噌汁一杯でもOK!胃に何かを入れて登園・外出する習慣をつけましょう。


大人も気をつけたい暑さ対策の落とし穴


  • 保護者の日焼け対策: 日焼け対策として、長袖+帽子+フードなどで全身を覆いすぎると、冷感素材であっても、熱がこもって急激な脱水を起こすことがあります。「熱を逃がすこと」も意識してくださいね。

  • 「帰宅後」の熱中症: 子どもは園にいる間、アドレナリンが出て元気いっぱいに過ごしていても、帰宅後にどっと症状が出るケースが少なくありません。夜のお家での様子も注意深く見守ってあげていただけると安心です。

  • ベビーカーに取り付けるエアファンに注意: 気温が27℃を超える屋外でファン(小型の扇風機など)を使用すると、地面からの照り返しによる熱風を赤ちゃんに浴びせ続けてしまう(逆効果になる)ことがあります。外では背中に保冷剤を当てて、接点を冷やす方法がおすすめです。


もしも「あやしい」と思った時の初動対応(応急処置)

「手足がしびれる」「頭が痛い」「足がつった」「意識がぼーっとする」などの症状が見られたら、すぐに対応しましょう!

  1. 涼しい場所へ移動する

  2. タオルを水で濡らし、瞬間冷却剤を包んだものなどを用意する

  3. 首、脇の下、太ももの付け根(大きな血管がある場所)を冷やす

  4. 服を緩め、体に水をかけてあおぎ、気化熱で体温を全力で下げる

  5. 水分・塩分を補給する

園の散歩バッグには、叩くとすぐ冷える瞬間保冷剤を常備しています。おでかけの際は、水を含ませると冷たくなるタオルや、持続時間の長い保冷アイテム(アイシングボトルなど)を一つ持っておくと安心です。


自分の体のサインに気づき、心地よい選択をする。

この夏も、親子で無理なく「心地よいセルフケア」を続けていきましょう!

次回の「ぎゅっと、わっと。」もお楽しみに!